今回取り上げたのは記念切手ではなく普通切手です。
その中でも2円切手(秋田犬)、3円切手(ホトトギス)、8円切手(ニホンカモシカ)、10円切手(鹿)を紹介していきます。
1円切手から順にコレクションしていく中で、動物に目が行きましたので、それぞれを紹介していきます。
2円切手(秋田犬)について!
ある晴れた午後、私は書斎の片隅で埃を被ったアルバムをめくっていたとき、秋田犬が描かれた2円切手に目が留まりました。
その一瞥が、私の心に予期せぬ感動を呼び起こしたのです。
秋田犬は、秋田県から私たちの世界に贈られた大型犬種。
その勇ましい姿勢、忠誠心溢れる眼差し、そして雄大な美しさが、この小さな紙片の上で静かに語りかけてきました。
この犬種がただの動物を超え、日本の自然や文化の象徴として、世界中に愛される理由がふと理解できたような気がしました。
この切手を手にした瞬間、私にはそれがただの郵便切手ではなく、日本が世界に誇る文化的遺産の一端を映し出しているかのように感じられました。
秋田犬が切手に選ばれたことは、この犬種が持つ文化的、歴史的価値を称え、国民の間で共有したいという願いの表れだと直感しました。
それはまるで、秋田犬という存在を通じて、日本人の心の奥底に流れる尊厳や誇り、そして美しい自然との深い繋がりを見つめ直す機会を与えられたようでした。
しかし、この切手がいつ発行されたのか、誰がそのデザインを手がけたのか、その背後にある物語はまだ私には謎のままです。
この小さな切手が秘める歴史の一片を知るたびに、秋田犬への興味はより一層深くなります。
それは、遠い昔から続く日本の歴史の中で、人々と共に生き、時には国を守るために戦った犬たちの物語かもしれません。
または、厳しい自然の中で人々と共に暮らし、彼らの心の支えとなった存在の証かもしれません。
この2円切手の秋田犬について更に詳しく知るためには、もっと多くの情報を集め、深く掘り下げていく必要があります。
この切手が私たちに伝えたい深いメッセージを、一緒に探求し、共有する旅はまだ始まったばかり。
秋田犬という壮大な物語の一部を、この切手を通じて紐解いていくことで、私たちはおそらく新たな発見と感動を得ることができるでしょう。
3円切手(ホトトギス)について!
続いて紹介するのはホトトギスが描かれた3円の普通切手!
その切手は、「普通切手 動植物図案 ホトトギス」と正式に名付けられ、1937年12月20日にこの世に送り出された、まさに歴史の一片でした。
私の目に映ったのは、日本の豊かな自然を代表する動植物を細やかにデザインしたシリーズの中でも、特に心を打つ一枚でした。
ホトトギスと言えば、日本の詩や文学に頻出する、四季の移ろいを象徴する鳥。
その切手に描かれた姿は、まるで日本の自然や文化を一枚の紙に封じ込めたかのようで、見るたびに心が和みます。
額面はわずか3円。
しかし、その価値は金額では計り知れません。
この切手を手にした瞬間、昭和初期の人々がどのようにして日本の自然美を日々の生活の中に取り入れていたのか、その一端を垣間見ることができました。
郵便を送るたび、受け取るたびに、自然への敬愛が人々の心を通じて伝わっていったのでしょう。
切手収集が趣味の私にとって、「ホトトギス」はただの切手ではありません。
昭和初期のデザインが持つ独特の魅力、時代を超えて受け継がれる文化的価値を感じさせる一枚です。
その緻密なデザインには、何時間を費やしても飽きることがないほどの深さがあります。
「ホトトギス」を眺めながら、私はしばしば思いを馳せます。
この切手が語る歴史の物語、そしてそれを通じて今もなお私たちに伝えられる日本の自然や文化の美しさ。
郵便切手一枚一枚に込められた思いや願いが、時を超えて今の私たちに届いていることに感謝しながら、これからも大切に収集していくつもりです。
8円切手(ニホンカモシカ)について!
山岳地帯の息をのむような美しさの中、ニホンカモシカという日本独自の生き物が静かにその存在感を放っています。
この特別天然記念物に指定されている哺乳類は、私たちの国の自然保護活動において、ただならぬ役割を果たしています。
その独特な外見と生態系での重要性から、ニホンカモシカはまさに日本の自然保護のアイコンと言えるでしょう。
ある日、8円の切手を手に取ったとき、そこに描かれていたのは、この尊い生き物の姿でした。
この切手が、ただの郵便料金の支払い手段ではなく、ニホンカモシカという生き物への敬意と日本の自然環境への愛を伝えるものであることに、深く感動しました。
その繊細なデザインは、ニホンカモシカの美しさを巧みに捉えており、見る者にその価値を静かに語りかけています。
しかし、この切手に関する発行年やデザイナー、そしてそれが持つ歴史的背景については、詳細が明かされていないのが現状です。
それでも、この切手が日本の自然や文化を反映する貴重な媒体であることは疑いようもありません。
切手収集家や自然愛好家にとって、この切手はただの紙片以上のもの、日本の生物多様性と自然保護への取り組みを世界に示す大使のような存在です。
この切手を眺めるたびに、日本の自然に対する深い敬意と、それを守りたいという強い意志が心に響きます。
ニホンカモシカのような貴重な生き物の保護に向けて、私たち一人一人ができることを考えさせられるのです。
更に深くニホンカモシカやその切手について知りたい方は、日本郵便の資料や専門の文献を探求することをお勧めします。
そこには、この切手の背後にある物語や、デザインに込められた意図が詳細に記されており、きっと新たな発見があるはずです。
ニホンカモシカ切手を通じて、私たちの自然への理解と尊敬がさらに深まることを願ってやみません。
10円切手(鹿)について!
10円切手に描かれたニホンジカは、その優美さと自然環境における存在感で、国内外の人々に愛され続けています。
この切手が発行された背景には、ニホンジカが持つ文化的および生態学的な重要性への敬意が込められています。
ニホンジカは、森林や平野を自由に駆け巡り、特に奈良公園や宮島の厳島神社周辺では、観光客の人気者となっています。
これらの地域では、シカは神聖な生き物として崇められ、人々との共生の美しい例を示しています。
奈良では、ニホンジカは千年以上も前から神の使いとされ、地域の文化や伝統に深く根ざした存在です。
10円切手にニホンジカが選ばれたことは、これらの動物が日本文化においてどれほど特別な位置を占めているかを象徴しています。
切手のデザインは、ニホンジカの美しさとその環境における穏やかな様子を捉えており、見る者に深い感銘を与えます。
このような切手は、日常の郵便物を通じて自然美を称え、国の自然保護への取り組みを国内外にアピールする手段となっています。
さらに、ニホンジカの切手は、切手収集家の間でも高い価値を持ちます。
その繊細なデザインと意味するところは、収集家たちにとって自然と文化の両方を象徴するコレクションの一部となっています。
また、この切手を通じて、自然保護区や野生動物の保護に対する意識が高まり、自然との共生の大切さを再認識するきっかけとなることを願っています。
10円のニホンジカ切手は、単なる郵便料金の支払いを超えた価値を持ち、その発行は日本の自然への深い敬意と愛を世界に示すメッセージとなっています。
この切手を手にするたびに、私たちは豊かな自然遺産と、それを守り伝えていく責任を思い起こされます。
まとめ!
今回取り上げたのは普通切手の中でも貴重価値の高いものばかり。
子供ながらに1円から順に揃えてみたいと思った結果、貴重なものを手に入れていました。
切手という小さなキャンパスに日本の代表的な価値あるものを見ているような気になります。
記念切手にはない普通切手の良さを改めて感じ取りました。