国際的イベント

日本の切手100周年シリーズ!万国郵便連合・郵便創業・税関・鉄道記念など!

 

今回は自身が持ている切手の中でもいろんな100周年記念切手を紹介していきます。

 

「万国郵便連合100年記念切手」「郵便創業100年記念切手」「税関100周年記念切」「鉄道100周年記念切手」になります。

 

それぞれの事業で100年続いた記念として発行されたものです。

 

それぞれの歴史を感じる作品に触れてみたいと思います。

 

この記事の著者
sirousagi

個人収集家としてこのブログを通して趣味の深さ、知識の共有、そしてコレクションの楽しみ方を伝えていければと思います。

万国郵便連合100年記念切手!

 

私が初めて万国郵便連合の切手を手にしたのは、ほんの小学生の頃でした。

 

そのときは、192カ国もの国々が一体となって国際郵便制度を円滑に運営しているという事実に、まだ心から感動することができませんでした。

 

しかし、ある日、1974年に発行されたある切手を目にした瞬間、私の中で何かが変わりました。

 

それは、万国郵便連合が設立されてからちょうど100年を記念して作られたものだったからです。

カンガルー
カンガルー
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万国郵便連合は1874年の設立後は、1948年に国連の専門機関となっていたんですね

 

この切手には、白地に扇形のデザインが施された50円切手と青地に美しいデザインがあしらわれた20円切手がありました。

 

子供心にも、これらの切手がただの紙片ではなく、世界中を結びつける大切な役割を担っていることに、ぼんやりとしたが、確かな誇りを感じました。

 

特に、その歴史の重みと、国際的な絆を象徴する意味合いに心を動かされたのです。

 

さらに興味深いことに、20円の切手には俵屋宗達氏の「牛追い図」が、50円切手には19世紀のアメリカの郵便列車とコンコルドが描かれていました。

 

これらのデザインを見るたび、私は郵便がいかに多くの文化や時代を超えて人々を繋げてきたかを思い知らされました。

 

当時はその重要性を完全には理解していなかったため、それらの切手を購入する機会を逃してしまったことを後悔しています。

 

しかし、今振り返ると、それらの切手が持つ物語や、万国郵便連合が世界に果たしてきた役割を深く理解する貴重なきっかけとなりました。

 

それらの切手は、ただのコレクションの一部ではなく、世界をより小さく、そしてより繋がった場所にしている、不可欠な架け橋であることを教えてくれたのです。

 

郵便創業100年記念切手!

1971年に発行された郵便創業100年記念切手は、日本の郵便事業開始から100周年を記念して製作された切手です。

 

この記念切手には以下の3種類のデザインがあります。

 

  1. ポスト:郵便ポストをデザインした切手。
  2. 郵便配達:雪の中で郵便を配達する局員の姿を描いたデザイン。
  3. 鉄道郵便:鉄道を使った郵便輸送の風景を描いたデザイン。

ある冬の日、私の切手コレクションに新たな仲間が加わりました。

 

それは、雪の中を進む郵便局員の姿を捉えた、モノトーンで仕上げられた一枚の切手でした。

 

この切手を手に取った瞬間、その版画のような繊細なデザインに魅了されました。

 

15円という額面も、私のコレクションにはなかなか珍しいもので、その価値を感じて即座に購入を決めたのです。

 

購入の記憶は今も鮮明に残っています。

 

休日を利用して、母親と共にデパートへと足を運んだのでした。

 

そこで見つけたのは、単品で15円シートで300円という価格設定の切手でした。

 

当時の私にとっては、それがどれほどの価値があるのか計り知れなかったものの、この切手が特別な存在であることだけは直感的に理解していました。

 

時が流れ、現在ではその切手がオークションサイトで30円、つまり購入価格の倍で取引されているのを見て、驚きと共に少しの寂しさも感じました。

 

価値が上がっていることは確かですが、私が当時感じた魅力やその切手への愛着を金額で測ることはできません。

 

それでも、この切手が時を超えてなお価値を持ち続けていることに、深い満足感を得ています。

 

切手一枚一枚に込められた物語や、それを手にした時の喜びを、今もなお大切にしています。

税関100周年記念切手!

1972年のある寒い日、私はデパートの切手売り場で、一枚の切手と出会いました。

 

それは税関発足100周年を記念して発行されたもので、20円の単片と20面シートで販売されていました。

 

この切手には安藤広重氏の手による「横浜波止場と異人館」の絵が描かれており、色彩豊かなその景色に私はすぐさま魅了されました。

 

当時の私には「税関」という言葉の意味もよくわからず、切手を選ぶ基準はその美しい絵柄と額面だけでした。

 

しかし、その瞬間からこの切手は私のコレクションの中で特別な場所を占めるようになりました。

 

今から約50年が経ち、この記念切手はプレミアが付かない状況にあります。

 

発行枚数が比較的多く、年数も新しいため、現在の買取相場はバラ切手で23円程度であります。

 

財産としての価値はそこまで高くないかもしれませんが、この切手が持つ歴史的意義や、それを購入した日の記憶は私にとって計り知れない価値があります。

 

当時は単純に絵柄の美しさに引かれて購入した切手でしたが、今ではその背景にある歴史や文化を深く理解し、より一層愛着を感じています。

 

税関100周年記念切手は、ただの郵便切手ではなく、私の人生の一部として、大切な思い出の一つとなっています。

鉄道100周年記念切手!

ある記念すべき日に、私が手にしたのは、日本の鉄道発展100周年を称える特別な切手でした。

 

この切手は、以前手に入れた「税関100周年記念切手」とデザインの趣が似ていることから、すぐに私の興味を引きました。

 

1972年10月14日の発行ということで、その歴史的な背景に心が躍りました。

 

日本の鉄道は、技術的な進展を遂げ、多くの人々の日常生活や国の発展に欠かせない役割を果たしてきました。

 

この切手が、そんな長い歴史と成果を讃えるために作られたことを知り、感慨深いものがありました。

 

特に、蒸気機関車形式C62を描いた20円切手シートは、鉄道開業の情景を描いたもう一つのデザインと共に、私にとって大きな意味を持ちます。

 

私の父は鉄道愛好家で、その影響を受けて私も蒸気機関車に特別な愛着を持っています。

 

父と一緒に切手を選んだあの日、私たちはただの切手を選んでいるのではなく、日本の鉄道が歩んできた道のりをたどる旅に出ているような気がしました。

 

この鉄道100周年記念切手は、私にとって単なる郵便用品を超えた存在です。

 

日本の鉄道史を伝える文化遺産とも言えるこの切手は、父と共に過ごした時間、そして私たちが共有する鉄道への情熱を永遠に物語っています。

まとめ

今回は「万国郵便連合100年記念切手」「郵便創業100年記念切手」税関100周年記念切手」「鉄道100周年記念切手」を紹介してきました。

 

それぞれの切手は重要な役割と歴史的な成果を表現していて、1970年代前半に販売されていたものです。

 

発行から50年ほどたちますが、比較的数多く発行さていたようです。

 

現在ではプレミア価値は付いていませんが、郵便史や国際協力の象徴としてコレクターに価値あるものになっているようですね。

 

それ以上に自分自身には思い出の品となっています。